今日はクリスマスイブ。
私の小さいころのクリスマスの話を
今日は書きたいと思います。
なになに、改まって。
実は私、生まれてこのかた
サンタクロースからプレゼントをもらったことがない。
ということは親からも
クリスマスプレゼント自体、もらったことがないわけで。
昭和だからそんなもんか、
今みたいに親がサンタさんをしてる家って稀だったんじゃないか、
そう思って同年代の友達に聞いたら
枕元にプレゼントあったよ。
クリスマスツリーの下に
プレゼントあったよ。
なんだって?
昭和にもサンタはいた?
おっかしいなぁ~
クリスマスの翌日、
NOプレゼントだった私は
学校で同じくNOプレゼントだった友達と
サンタなんかおらんし、
誰がそんなん信じるんやって
サンタを信じる人を馬鹿にして笑い合った記憶がある。
けどそんな風になったのも
ちゃんと理由があってね。
たしか低学年のころ、
100%、サンタの存在を否定できない私は
枕元に手紙を置いて寝たんです。
ほんとにサンタさんなら
私の欲しいものわかるでしょ?
そして翌日、目が覚めて
枕元を見ると
置いてあったのは
バナナ。
バナナが置いてあった。
ちーがーうー!!!
隣でニヤニヤ笑ってる兄ふたり。
どうやらバナナを置いたのは兄のようで
手紙も勝手に読まれたみたい。
悔しいのと恥ずかしいのと
やっぱりサンタはいないことが分かって
その行き場のない気持ちをぶつけたくて
最強の兄にパンチを食らわしたら(なぜ)
倍返しならず、
もっとぼこぼこにされました。
お兄ちゃんがサンタのふりして
バナナ置いたぁ~
泣いて母に訴えるも
何言うてんの朝から、
あほなこと言いな、
サンタなんかおるわけないやろ。
母、まさかのサンタ全否定!
お母さん、それ言ったらあかんやつ!
味方になってくれると思った母から
サンタを信じるアホな子だと言われた気がして
さらに大号泣したクリスマス。
そんなせつない思い出があります。
あれから私は誓ったんです。
二度とサンタに願い事をしないって。
でも息子が生まれて、周りのママ友が
「クリスマス何あげるの?」と聞いてき、ハッとしました。
そうか、私たち親がするんだ。
サンタの絵本が大好きな息子たちは
クリスマスが待ち遠しくて指折り数えていたし、
プレゼントを運んでくれる
サンタとトナカイにって
手紙とチョコと人参まで用意してるんです。
手紙を読むと小さいときの私を思い出して
胸がキューっと苦しく切なくなる。
ちゃんとこの気持ちを受け止めてあげたい。
あの頃、母も父も生活するのがやっとで
余裕がなかったかもしれない。
サンタなんて文化がまだ浸透してなかった昭和、
いや、時代のせいじゃないか、
とにかく我が家はそうだったのかもしれない。
でも私は違う。
悔しくて悲しかったクリスマスの朝、
二度とサンタに手紙は書かないって決めた
小さかった私のためにも
サンタ役を完璧にやってやる。
今晩、息子たちが期待して寝たのも知ってるし
なにより喜ぶ顔が見たいから、
今年もプレゼントを枕もとに置きました。
明日の朝が楽しみだな。
息子たちのリクエストは
漫画『サバイバル』とサッカーゲーム。
皆さん、メリークリスマス!
楽しい夜をお過ごしください^^
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