本を買ってもらえなかった子ども時代①魔女の宅急便事件

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ののこ子育て

私は自分で言うのもなんだが
子どもには
惜しみなく本を買ってるし、
読みきかせもたっくさんしていると思う。

それが唯一、子育てで頑張ったこととして
自信を持っているところなんですが

そうなった理由に
「魔女の宅急便事件」が大きく関与しています。

ののこ
ののこ

そのことについて書きたい。

子どものころ、
両親が働いていて忙しかったのもあり、
絵本を全く読んでもらえなかった私。

母親はちょこちょこ育児書なんかを
線を引きながら読んでいたけども、
私たち子どもへの読書にはノータッチ。

父は全く本を読んでいるとこを見たことないので
読書好きとはいえなさそう。

私が本を読んでもらえなかった理由を今考えると、
両親ともに忙しいという言い訳で済まず、

読書(読み聞かせ)が
子供に別に要らないものだと思ってたと予想される。

それに加えて
どうやら両親は
本は買うものではないという認識を持っていて
本も買ってもらえなかった。

忘れもしないのが
読書感想文を書く時に
当時人気だった
「魔女の宅急便」を買ってと母に頼んだんです。

魔女の宅急便|福音館書店
魔女の宅急便。子どもたちに長く読み継がれる絵本・童話・科学書を作り続けている福音館書店の公式サイト。


(福音館書店より引用)

その時、母はこう言いました。

図書館にないの?
図書館にある本を感想文に書きなさい。
感想文に書くからって本は買われヘんわ。

感想文に書くからって理由でも
本が買えない?

ののこ
ののこ

図書館のは
すぐに誰かが借りてくのよ。

部屋には兄が買ってもらったスーパーファミコンや
野球の道具、漫画が散らばっています。

そんなのは買ってあげるのに、

なぜ、本はあかんねや!

どうやら母にとって
本を買うお金は惜しいようで、

メラメラ怒りで燃えた小学生の私は
女の孫を溺愛していた母方の祖父ヒロシに相談。

ののこ
ののこ

その時
お小遣いもらってなかったしね。

おじいちゃん、本欲しいねん。

しかし祖父ヒロシも昔の男、
いや、昔の男でも買ってくれる男はいる。
単にケチなのか、

女は本を読まなくていいんや。

まさかの男尊女卑発言をしました。

女は本を読まなくていいなんて言われたんですよ、
三十数年前は。

祖母みよこが、哀れに思って
こっそり買ってくれて無事に読めたんですが

今思い出したら、

子供に本を買う必要はないと思ってた母も
その話題に関心すら持たなかった父も
女は本を読まなくていいと言った祖父も
祖父に意見できずこっそり買ってくれた祖母も

みんな悲しい。

つづく

とはいえ、私が高校3年生の時大失恋したら
母は線をたっくさん引いた本、
遠藤周作の恋愛とは何かをプレゼントしてくれた。
あれが最初で最後、母がくれた本だった。

ののこ
ののこ

失恋して落ち込む娘に
遠藤周作を送る母って、
実はオモローな人だったんじゃないか。
もっと話したかったな。

ちなみに読み聞かせ歴7年目の私。
読み聞かせには自信があり、
今でも図書館で読んでいると子供が寄ってきます。

誰にも負けない、ののこ読み聞かせ
私が紙芝居をすると必ずそこにいる子供たちがみんな集まってきます。そしてママさんたちには「そういう仕事しているんですか?」と聞かれます。なんでこんなに子供ウケするのかと考えた結果、声の大きさ、アドリブ、発声、長年の技,だと思います。
双子ハンソロ
双子ハンソロ

オンマは声が大きいから寄って来るんだよー。

ののこ子育てののこ昔話
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ののこ

10数年の韓国生活を終え、2019年春に日本へ移住しました。
私とは正反対の繊細さんである韓国人夫、
日韓ハーフの双子の息子、
韓国生まれの元保護猫との生活や、
日本語教師の仕事のことなど
ちょっとした日常生活を紹介するブログです。

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