本を買ってもらえなかった子ども時代①魔女の宅急便事件
うちは兄2人、共働きの両親となかなか時間も精神的にも余裕がなく、親子の時間がない家だった。だから私は親に絵本を読んでもらったという記憶がほぼ無い。その反動か双子の息子にはたくさんの絵本を読んできた。そのおかげか、今じゃ本屋が大好きな息子になった。私は今でもあのとき母に読んでもらいたかったという幼心を捨てられないし、本を買ってと頼んでも「図書館で借りなさい」と言われ、兄にはゲームや漫画を買ってあげる母を思い出して切なくなる。誰が悪いじゃなくて時代なんだろうな。