私が住むマンションはこじんまりとしています。
なのでほぼ把握している住民情報。
(東京にしては珍しく)
会えばあいさつを交わすほどアットホームな雰囲気です。
前回書いたとおり
多国籍な住民が住んでいて
なかなかオモローなんです。
- カローラに乗る優しいご夫妻
→その後判明したのが、ご主人は京都出身の元ボクサー。
奥様は無口で多くを語らないがいつもニコニコ。 - チワワを連れた関西おばちゃま
→30歳の双子の息子と同居していて、この親孝行双子の姿を見るたびに将来のハンとソロを思い、泣ける。 - 決して挨拶をしてくれないチャイナおばちゃん
→あれからすれ違うと舌打ちまでしてくる。
チワワおばさんとは何度か衝突し、
チワワを蹴とばすというあり得ない行動まで。 - 出身地が謎で何人住んでいるか分からない外国人宅
→いつの間にか引っ越してしまい、新たな住民は赤子連れ家族。
1日中泣き続ける赤ちゃん。
ワンオペっぽい疲れたママをよく見かけます。 - いつもおいしそうな料理の匂いがする家の謎の外国人
→こないだ会話が聞こえ、
ベトナム?東南アジアだと思われます。
いつもハンとソロがおいしそう…とよだれを垂らすほど魅力的。
他にも何世帯か住んでいるんですが、
ほぼ住民の家族構成、仕事、出身地など把握しています。
怖いよお・・・
ほら、私って職業上、
話を聞き出すのが得意なんですよ。(と思っている)
駐輪場であいさつし、
向こうが「暑いですねぇ~」なんて更に話しかけてきたら
GO!のサイン。
立ち話が得意な私です。
中でも最も親しくさせてもらっているのが
我ら大阪人、チワワのおばちゃんことよっちゃん。
よっちゃんの双子男児育児法は勉強になります。
それが最近、よっちゃんに悲劇が起こりました。
ある日の夕方、マンションの前で
双子の息子に抱きかかえられるように歩くよっちゃん。
よっちゃん!どないしたん?
部屋で転んでしまったんです。
今から病院に連れて行こうと思って。
双子1のスーが自転車によっちゃんを乗せて
近所の病院に向かうそう。
よっちゃん、私に心配かけまいと
笑っているけど痛そう。
双子2のズーも自転車から落ちないように支えている。
歩いて5分の距離の病院だけど歩けないよっちゃん。
だからといって車で行くのも微妙な距離でよっちゃんが拒否。
双子1が自転車を押して
双子2が母親を支えている。
もうその姿を見ると
未来の自分と息子達を見ているようで泣ける。
ジーンと胸がアツくなって涙が出てきた私。
いや、よっちゃんそれどころじゃないから。
その後、双子2のズーにたまたま会ったので立ち話。
お母さんどない?
結局右足、足首から膝までボッキリ折れてたんです。
そんなひどかったんや。
そしたら寝たきり?
本人は家事しようとするけど、やめとけ言うてて。
僕が2か月仕事休むことにして面倒見てます。
仕事休んで?
30歳の息子が母親のために
仕事休んで面倒見てくれるの?
母も68歳なんで骨がくっつくのも時間かかるし、
今までずっと働きっぱなしやったから
こんな風に休めたの初めてや~て喜んでます。
よっちゃん、幸せ者や!
週末には双子のお兄さん夫婦が来て
料理作ってくれたり、
もちろん双子2のズーも手伝っているそう。
その話を聞いて相変わらず親孝行っぷりに感動するものの、
うちの双子だったらどうだろうと考えてしまいます。
私が骨折って動けなくなったらどうするんだろう?
息子に頼るつもりは
無いようなあるようなで
息子に頼るなんて!
息子にも人生があるのよ、
自分ひとりでもやっていけるようにと思うが、
でもやっぱりどこかで
よっちゃん息子みたいに期待しちゃったりもして。
複雑な気持ちになりました。
それにしても同じマンションに住む双子の息子たちに会うたびに
未来のハンとソロを見ているようで泣ける。
会うたびに涙がじわーっと出るから
ちょっとやばい人になってる。
妊娠してお腹の子が双子だと分かってすぐ買った本。
あれから6年。まだまだ新米双子ママです。
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