こないだ日本語レッスンの生徒さんと話していたんですが、
いつも雑談ばっかりしているよね。
盛り上がったのが子供の教育の話。
その生徒さんの娘さんが小5で、
中学受験真っ最中なんです。
ちなみにママが韓国人で
パパが在日韓国人。
娘さんの勉強はパパが熱心にしていたそうです。
が!
小5の途中で娘がまさかのパパ拒否。
パパとは一緒に勉強したくないと。
パパが暗記重視の教え方で、
自分がやったように勉強すればいいという考え。
なんでそうなるか、考える力、思考力など
育てるような教え方ではなく一方的。
聞くと、
パパの職業はお医者さんで、
医学部卒業なのでまあ勉強ができるんです。
バリバリ勉強してきたパパに圧倒されて
でも思うように成績が上がらなくて、
すっかりやる気がなくなった娘。
もう諦めモードです。
どうしたものかと
生徒さんと話をしていたんですが、
自己回復力が娘には乏しくて…
ん?
自己回復力?
自己肯定感はよく聞いていたけど、
自己回復力は初耳で、
何すか状態。
生徒さんに説明してもらいました。
誰が先生か分からない。
自己回復力はレジリエンス(resilience)で、
失敗しても悲観せずに私はできると思うこと。
そう、簡単に言うと
心の回復力のこと。
ストレスを跳ね返して、悲観ばかりせずに、
「まんざら悪くない」と、肯定的に受け入れるようにします。
自己回復力の高い人の特徴としては以下が挙げられます。
(insource20thから引用)
- 失敗しても、それを糧に成長できる
- メンタルが落ち込んでからの復活が早い
- 困難なミッションに対して、「自分は達成できる」と思い、挑戦する
- 自分の強みや弱みを理解している
- ありのままの自分を受け入れている
- 他人と自分を安易に比較しない
なんやその最強の心の持ち主!
生徒さんが言うには
この自己回復力が高い人が成績もいいそうで
今韓国では子供の自己回復力を高める育て方が
注目されているそうです。
なぜ自己回復力が高い人が成績もいいのかしら?
それは…
自己回復力が高ければ、成績が下がって落ち込んでも
立ち直りが早いんです。
そして同時に「私なんて…」という感情から
回復する力が強まり、
精神も安定し、
集中力が高まり、
勉強にも意欲的になれます。
チャレンジ精神も高まるね
韓国は競争社会で
一度の失敗がその後の人生を狂わすことも。
だから失敗してはいけないと強く思って失敗を恐れる子が多い。
成績のためではなく、
息子たちの心の元気のためにも
自己回復力の大切さを知った私。
失敗しても大丈夫だよ、
あなたの味方はいるよ、
ありのままのあなたが大好きだよ、
息子たちにとって
そんな味方でいたいと思いました。
韓国の育児法・教育法は奥が深い。
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