夫と同じお墓に入りたくないという強い意志

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ののこつぶやき
40歳、終活どうなったよ?
今年の夏の大きな課題といえばエンディングノートを書くことでした。母を早くに亡くしているので何となく自分も40歳になったころからそわそわしていました。念のために終活をしようと決めたものの、何からすればいいかわからない。そこでエンディングノートを書き始めたわけです。ようやく終わったころ、ある事実に気づきました。

終活について書いていたら、友達にズバリ言われました。

早くね?

早くな~い、NONONONO!
私たちももう40代でじわじわときてるのよ。

そして今日はね、
さらに突っ込まれそうだけど

お墓の話題いっちゃいますYO。

でもその前に友達の話をしますね。

5年前、私が妊娠していたころ
父が白血病になりました。

同じ時期、日本語センターの同僚のんちゃんのお母さんも
乳癌になりました。

実はのんちゃんのお父さんもその1年前に
肺癌で余命宣告を受けていて闘病中でした。

ご両親ともに癌になってしまいましたが、
のんちゃんも私と同じ日韓夫婦で、
仕事もバリバリしていたから
看病しに日本に長期間、帰ることもできず。

幸いにもご両親ともまだ自分で病院にも通えるし
看病がなくても自分たちでやっていけるからと言って、
同居していたお兄さんと3人で闘病生活を送っていました。

時々のんちゃんが帰国して様子を見ていました。

当時、私も父が余命半年の宣告を受けていたので
親が癌患者という悲しき共通点があって、
のんちゃんとはよく励ましあいました。

のんちゃんのご両親は放射線治療を受けていましたが
もう完治は見込めず、延命治療に専念していました。
最初に癌が見つかったのはお父さんのほうでしたが
お母さんも癌が進行した状態で発覚したので、同じくらい深刻でした。

そして私が出産してしばらくして父が他界し、
そのあとにのんちゃんのお父さんも亡くなりました。
それから2年後にお母さんも亡くなりました。

こないだ韓国でのんちゃんに会ったときに
お母さんの亡くなったときの話を聞きました。

のんちゃんのお母さんは終活を見事に終え、
娘から見ても
完璧な死を迎えられたそうです。

遺影写真はこれにしてと美しく撮った写真も用意し、
保険や遺産、お葬式の細かな指示、
遺品整理も残された子供に負担が行かないように
すべて処分していたそうです。

そして重要なことも。

お墓を買ったから、
必ずここに納骨してね。

なんとお母さん、新しくお墓を購入していました。

先祖代々受け継がれてきたお父さんが眠るお墓ではなく
自分は別のお墓に入れてほしいと。

ののこ
ののこ

お母さんはたくさんのお墓を見に行かれて
お気に入りのお墓を買われたそう。

なんとお母さんは義理のお母さんから長年イジメられ、
一切助けてくれなかった夫にずっと不満があったそうです。

のんちゃんから親の夫婦生活は円満に見えたけど
闘病中、娘にはっきり言っていたそうです。

お父さんより絶対に長く生きて、
別のお墓に入る!

夫と同じお墓に入ると義母もいる。
死んでもまた会いたくないというその執念で、
夫を先に見送って、そのあと2年も長生きしたお母さん。

のんちゃんのお父さんは
あれ~なかなか来ないなぁ~なんてお墓で待ってるのかしら。

夫が死んでから
よしっ来た!!とお墓探しを始めて、
納得いく自分だけのお墓を見つけたお母さん。

お会いしたことはなかったけど、
絶対にオモローなお母さんだったに違いない。
今度のんちゃんが2月に帰国するときお墓参りしたくなりました。

ののこ
ののこ

そんなお母さんの娘、のんちゃんも
なかなかキャラが強いわよ。

夫と絶対に同じお墓に入りたくないというそんな思い。
私もいろいろ考えさせられましたよ。

ヨーダ
ヨーダ

え、どういうことよ。

というのも、私がもし死んだら
日本?韓国?どこに納骨されるの?
ふと思ったわけですよ。

韓国人夫ヨーダ一族の所有するお墓に納骨されるなんて
考えただけで泣きたくなります。
先に主人がお墓に入っているならまだしも、
もし私が先に死んだら…

誰も知らないし、
韓国だし、
嫁という低い立場だし、

タラバ姉さん
タラバ姉さん

えらいリアルに想像してるわね

日本のお墓だったら、
父方のおばあちゃんと
父と母がいる何とも居心地の悪そうなお墓。

ののこ
ののこ

母も嫁姑問題で苦労したからねぇ。

そもそも、一番上のK兄や義姉のねねちゃん
このお墓に入る予定で、
結婚して家を出た私は入っちゃいけないですよね。

そこで私は自問しました。

お墓って要る・・・?

お墓を新たに買うのも面倒だし、
いや、高いしさ、もう散骨でよくない?

よし、海洋散骨にしよう。

海洋散骨なら管理もしなくていいし、
残されたものがお墓参りもしなくていいし、
何よりもリーズナブル!

サクッと決めた私ですが、問題は夫ヨーダです。

ヨーダ
ヨーダ

僕、保守的だからね。

続きます。

こちらも勉強になりました。残された者のためにも読んでおきたい1冊。

ののこつぶやき夫ヨーダ
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ののこ

10数年の韓国生活を終え、2019年春に日本へ移住しました。
私とは正反対の繊細さんである韓国人夫、
日韓ハーフの双子の息子、
韓国生まれの元保護猫との生活や、
日本語教師の仕事のことなど
ちょっとした日常生活を紹介するブログです。

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