カータン『ビバ女の古』~マンホールの話

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ののこつぶやき
【新刊のお知らせ】ビバ女の古(こ) : カータンBLOG あたし・主婦の頭の中 Powered by ライブドアブログ
ようやく新刊の予約販売が始まりました。あれはまだ私が四捨五入して50歳の頃。主婦の友の編集者・近藤さんに声をかけていただいた。その頃の私は、ぜひという思いでお引き受けしたのだった。ところが、コロナがやってきて…コロナ禍が落ち着いた頃、姉の癌...

『ビバ女の古』発売記念トークショーの次は、
本の感想を書こうと思ったんだけど

ビバ女の古 : 妄想特急999 Powered by ライブドアブログ
今から36年前の1989年7月11日スマホも携帯も普及していない時代その日の夜は家の電話が鳴りっぱなしで。親も「何ごと?!」と。そう。大ごとだったんだよ!テレビの速報で流れた「明菜がマッチの家で自殺未遂」。ふたりは本当に付き合ってたんだ?!...

皆様、カータンの50代を
そばで見守ってきたマリリンが書いたブログ、
読まれました?

カータンは、
いつだって「被害者」にならずに
泣いて、笑って、また立ち上がって
歩いて行くヒロイン!!

この部分が特に好きでね、

カータンって、
どんなときも自分の物語をちゃんと生きてる。

泥だらけになっても、転んでも、
それでも自分の足で立って歩いていく姿が、
本当にかっこいい!!

でもそんなカータンにも
マンホールの蓋があった。

マンホールの蓋の話を読んですぐ
カータンに言ったもん。

もとさん殴ってもいい?

※今のもとさんじゃないよ

長女ぺーちゃんが生まれて
慣れない育児をしているカータンを置いて
週末はバスケ!飲み会!

疲れてもう少しだけでも寝たいと横になってると
ぺーちゃん連れて実家へ帰りやがった!!

もとさんぶん殴ってもいい?

数えきれない不満を
すべてマンホールに押し込んできたけど
ふとしたときマンホールの蓋がグラグラ。
その度に悲しくなるカータン。

K美さんも言ってた。
私だってあるよ、夫婦には色々あるんだよ。

私はこの話を読んで
同じく胸がキューっとしたんだけど
私のマンホールはカータンK美さんのと違って
NO旦那。

ちょっと今から蓋グラグラさせちゃいますよ?

私のマンホールは双子が小さかった頃にできました。

今でも生まれた頃から3歳くらいの
双子の写真を見ると
悲しい感情が湧いてくるから
できるだけ写真は見ないようにしているって
前にも書いたと思うんだけどね、

ヨーダはそんなことなくて
カカオトークのプロフィール写真を
小さい頃の双子にしていて
それが出てくるたびに私の目に入って
泣きそうになります。

何がそんなに?と思うんだけど
マンホールの蓋を開けたくないから
あんまり考えないようにしているんだけど
(書いてる今だって胸が苦しい)

妊娠が分かってから
父が癌宣告を受け、闘病生活。

双子出産して2週間で他界した父を
悲しむ間もなく
双子育児に追われて
寝不足で辛くて…余裕がなかったんです。

ヨーダがたまに
双子の赤ちゃんの時の写真や動画を見せては
あの時こうだったよねーって嬉しそうに言うけど
あんまり覚えてないのと
辛かった記憶の方が出てきて
自分も双子も父も可哀想になってしまう。

もっと双子の成長をちゃんと見てればよかった

そんな後悔もあって
マンホールにどんどん投げ入れました。

前に村井理子さんにその話をしたら
理子さんも双子の息子さんの小さい頃の写真を見れなかったって言ってて

でも双子が中高生くらいになって
やっと、小さい頃の写真を見ても
切ない感情が出ず、
息子たち可愛かったな~
微笑ましく思えたんだって。

それを待ってるの、私。

皆さんにも、マンホールの蓋があると思う。

普段はちゃんと閉まってるけど、
ふとした瞬間にカチャッと外れて、
心が落っこちそうになるような蓋。

それは夫婦のことだったり、
育児のつまずきだったり、
親の老いや介護、
あるいは、大切な人を見送った悲しみかもしれない。

※ヨーダもあって(私への不満)
奴はしょっちゅうその蓋を開けて
私に不平不満を言ってはガス抜きしてる!!!

ののこ
ののこ

自分がされたことへの記憶力がすごいのよ!

それに『ビバ女の古』のなかで
マンホールの蓋の話が最も好きな理由は、
カータンが自分のマンホールの蓋をちゃんと見せてくれたから。

夫への不満や愚痴をマンホールに投げずに
夫へどんどん投げてぶつけた私は

そんな相手、
もういいや、離れようと思わなかったの?と聞きたくなるんだけど

※実際にカータン・K美さんに聞いた

だって一緒に生きていくと決めたから。

強い信念と覚悟を持って
夫婦になったんだよなー

私もマンホールの上を
高~いヒールでカツカツ歩けるような、
そんな強さと優しさを持つ女の古になりたい!!

それにね、「ビバ女の古」を読んでいると、
50代って子どもも手がかからなくなって
夫ともそれぞれの時間を過ごし、
1人孤独だと思ってたのが、
実はぜんぜん違うって気づかされました。

これから50代に進む私。
カータンのように、泣いて笑って、また笑って。

わたしもそんな50代を歩いていきたい。
いや、その準備を今からしておこう。

50代の“女の古”はもちろん、
私のような40代にも、
そして、10代・20代・30代──
すべての世代に手に取ってほしい。

年齢に関係なく、
きっと心のどこかに響く一冊だと思います。

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ののこ

10数年の韓国生活を終え、2019年春に日本へ移住しました。
私とは正反対の繊細さんである韓国人夫、
日韓ハーフの双子の息子、
韓国生まれの元保護猫との生活や、
日本語教師の仕事のことなど
ちょっとした日常生活を紹介するブログです。

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