ママ友にマウントをとろうとした結果

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ここがヘンだよ日本人

お久しぶりの
ここが変だよ日本人シリーズです。

ズワイ
ズワイ

日本に移住してもう5年目なのに
まだ日本人変だよとか言ってんの?

うん、まだ馴染めてないの。

今日はハン・ソロの小学校でのこと。

保護者向けに読み聞かせのボランティアがあるんです。
1学期に4回あって、1回で2人読みます。
1人持ち時間は5分、1冊だけ。

保護者会で先生がだれかやりたい人いますか?って聞いても
挙手したの2,3人だったんですって。

※保護者会に行けず、他のママ友から聞いた。

信じられない!

自分の子どもがいるクラスで
読み聞かせを披露できるチャンスなのに、
立候補する人が少ないって?

子供にはママすごーい!と思われ、
子供のクラスメイトからは
〇〇ちゃんのママ上手だね!って言われるんですよ。

※わたくし、読み聞かせに自信あり

子供のためにも
やってあげたくなるもんじゃないの?

早速、連絡帳に書きました。

読み聞かせボランティアを是非したいのですが、
空いている日はありますか?
いつでもいいのでよろしくお願いします。

ののこ
ののこ

もちろんハンとソロと2回するわよ!
※双子は別のクラス

そして待ちに待った読み聞かせ当日を迎えました。

先生よりも早く、
10分以上前から教室に着いて、
机の移動しといた方がいいんじゃないの?とソワソワする私。

タラバ姉さん
タラバ姉さん

何もしないで!

そこに先生が現れ、
ハン君のお母さん、教室の外でお待ちくださいと言われる。

泣く泣く、
教室の外で待ってたら
ギリギリの時間にもう一人の担当のママもいらして
気になってたことを聞きました。

今日は何の本を読むんですか?

するとそのママさんは驚いたような顔で

え!読む本って持って来ないといけないんですか?

それに驚いた私、

え!持って来てないんですか?

はい。先生に事前に聞いたら
持ってこなくても良いって。

教室にある本で読むってことですか?

練習とかしないんですか?

その余計な一言で固まってしまったママさん。

れ、れ、、練習ですか?

ハンくんのママさんは・・・

(ちらっと私の手元を見て目が開いたママさん)

紙芝居ですか?

はい。絵が大きいし
私も紙芝居のほうが読みやすいので。

そこへ先生が来て、ママさんが聞きました。

今日、絵本を持って来てないんですが
大丈夫でしょうか?

すると先生ったら

絵本を持って来てないということは、
物語などをご自身で語られるということでしょうか?

ちーがーうー


語り部やない!

いや、そうではなくて、
教室にある本をお借りしたいのですが。

そうだったんですね。
どうぞ、構いませんよ。

そして急いで本棚から絵本を選ぶママさん。

心の中で私は何度も言いました。

簡単なやつ選びや。
持ち時間は5分や!

しかしママさんが持ってきたのは

ヨシタケシンスケ。

こんぶちゃん
こんぶちゃん

ヨシタケさんを読み聞かせで選ぶとは!

NO練習で、5分以内でいける?

そんな心配を勝手にしてしまった私は
ママさんに言ったんです。

私が先に読みますね。

その間に心の準備や

内容をペラペラ見ておいてください。

タラバ姉さん
タラバ姉さん

なんであんたが言うのよ!

そこで私の紙芝居が始まりました。

絵本をいきなり始めるのではなく
最初、私の自己紹介で冗談を言って
子供たちの緊張を解き、
なぞなぞの紙芝居だったので、
家族に関するなぞなぞを出すなど
その流れから読み聞かせを始めました。

どやっ、授業計画みたいでしょ。

言うセリフもちゃんと練習したのよ。

タラバ姉さん
タラバ姉さん

ののりん分かってる?
授業しろって言ってんじゃないのよ、
ただの読み聞かせなのよ。

紙芝居は大盛り上がり。(自分で言う)

ちょうど5分です。

次に読み聞かせをするママさんが私に言いました。

やりにくいですよー

そりゃこっちはね、
紙芝居選びも1週間ほどリサーチしたし、
何度も何度も1人で練習したんだよ。

声色も変えて、
手振り身振り入れたり、
子ども達にも問いかけて。

それが読み聞かせってもんじゃないの?

ののこ
ののこ

なんて言ってません。

いやいやいや、大丈夫ですって!
うちの息子もヨシタケシンスケ好きですもん。
頑張って!

キャビア
キャビア

最後の頑張っては余計だね。

そしてママさんの番。

私が心配したように
先生も「まさかのヨシタケシンスケ」に
不安を持っていたようでソワソワ。

これは5分で終わらんな。

でもママさんは焦りもせず
気持ちいいくらいのマイペースで読み続けます。

小さいセリフは飛ばすんやで!
全部いちいち読んでたら終わらん。

私の願いはむなしく
ママさんは一字一句たりとも飛ばすことなく
読み切りました。

15分もかかったわ。

読み終えたママさんは満足そうです。
満面の笑みで拍手を受けています。

ある意味、
このママさんはすごいんじゃないかと思いました。

次々とあくびや、手遊び、おしゃべりを始めて
明らかに集中力が途切れてく子供を前にしても
気にせず読み続けたママさん。

廊下には次の授業で交流する6年生が待っています。
廊下もざわざわしてきました。

でも気にしないママさん。

先生も何度も何度も時計を見ます。
でも気にしない、

いや先生すら見てないママさん。

周りが見えてないんですよね。

ジュジュ
ジュジュ

きっと緊張してたのよ。
子供や周りの様子を見ながら

読み聞かせなんか普通できないわよ。

なら、練習して来て?

私の勝手なイメージでは
日本人ママって用意周到で
読み聞かせするなら練習をしてくると思っていました。

幼児日本語教室で読み聞かせを何度もしてきた私だって
前もって練習したんですよ?

なぜ練習してこない?

why!?

そんなことを在韓日本人の友達に言ったら

読み聞かせでマウントとってる~

ですって。

わたしゃ読み聞かせくらいしか
マウント取れないのよ!

 

ということで?
2学期も読み聞かせ立候補させてもらいました。

ママが読み聞かせをすると、
その子供は自慢じゃないけど
「俺の母ちゃんすげーだろ?」みたいに
嬉しいんだろうなと期待していました。

気になるハンソロの感想は以下です。

オンマ上手だったでしょ?

うん^^2人とも上手だった~

2人とも?
オンマ、一生懸命練習したのに?

オンマ、なぞなぞ出して盛り上げたのに?

キャビア
キャビア

子供相手にやめたげてー

うん^^オンマも〇〇君のママも

ありがとうね。

ちーがーうー
そんな模範解答いらん!

私が欲しかったのはコレだったのに。

엄마 최고❤
(オンマ最高)

ちぇっ。

今回はもらえなかったから
次回の読み聞かせでは言わせてやる!

私がヨシタケシンスケさんの絵本で
一番好きなのは『あんなに あんなに』。
是非ママには読んで欲しい。
でも双子が好きなのはこの2冊です。

ここがヘンだよ日本人
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ののこ

10数年の韓国生活を終え、2019年春に日本へ移住しました。
私とは正反対の繊細さんである韓国人夫、
日韓ハーフの双子の息子、
韓国生まれの元保護猫との生活や、
日本語教師の仕事のことなど
ちょっとした日常生活を紹介するブログです。

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