わたくし、2019年の6月に日本に移住してから今年で3年目になります。
友達から「日本(東京)に移住してどうよ?」とよく聞かれます。改めてこの3年間を振り返ると、移住してすぐコロナが始まるというなかなかヘビーな展開。そんな東京生活3年目の報告をしたいと思います。
東京に行きたくなかった私
そもそも私は大阪出身で、それまで東京には2,3回くらいしか行ったことがありませんでした。
兄が東京に住んでいるというだけで東京を選んだものの、実は東京が苦手。
一度、東京で駅員さんに〇〇駅までの行き方を聞いて「それはうちの線ではないんで」と断られてから、なんじゃこの不親切な東京は!好かん!とすっかり嫌いになってしまいました。
ほら、韓国と中国と海外歴長かったしね…
なので、日本に移住しようと決まった時、最初は大阪で仕事を見つけてほしかったんですが、主人ヨーダの職種は東京に会社が多く、結局東京にある某会社に内定をもらいました。
東京に行くことになったと韓国での日本人の友達に伝えると、みんなが心配しました。
ののりん、絶対に東京合わないと思う
声のボリュームと距離感に気をつけてよ
私が一体どんな人間なのか皆嫌というほど知っているので、出るわ出るわ東京生活でのアドバイス。(みんなすぐ韓国に戻ってくると思ってたらしい)
東京生活が思ったより苦でなかった!?
そんな心配をよそに、ののこ一家が日本(東京)に移住して、あれよあれよと住むところが決まり、私の仕事が決まり、年度途中なのに奇跡的に双子の息子ハンとソロの保育園も決まりました。
家の前には大きな公園もあって、青空の下で育児ができる幸せな日々だったよね
友達ができないことは覚悟の上だったので、別に気にせず、兄の奥さんことねねちゃんや日本に行ってしばらく泊まっていたエアビのおけいはんに色々と助けてもらいながら順調に東京生活を送っていました。
2019年の年末、すべて始まった
忘れもしない2019年の年末。私が働いていた中国人留学生100%の日本語学校で風邪が流行しました。同じ職員室にいたある先生は1週間ほど咳が止まらず、もちろんノーマスク、寒い時期なので寒気もせず、部屋にどんどんウィルスが…
そんなとき私も風邪をひきました。高熱と止まらない咳。最初はインフルエンザかと思って病院にも行ったんですが、検査は陰性。病院の先生と何だろうねぇ、熱の風邪かななんて言ってたんですが、今思えばあれ、コロナじゃ?
それからコロナが始まりました。
最初、日本語学校は換気、マスク、という感染予防でしたが、どんどん事態は深刻化していき、最終的に授業はオンラインに。非常勤講師は辞めさせられました。
職を失った私は、見た目のほほんなのに実はやり手のおけいはんから、「オンラインで日本語の家庭教師やったらええやん」とアドバイスを受けて、すぐさま個人事業主に登録、オンライン家庭教師をスタートさせました。
半年前までのあの平和だった日々が嘘だったかのように、生活が一変しました。
コロナコロナだった3年間
ようやく最近になって、コロナ対策が緩和されてきました。日本に移住して6か月ほどしかノーマスクだった期間はなく、そのあと知り合った友達との初めましては、マスク顔。
コロナが始まってから担当になった保育園の先生はマスクした顔しか知りません。もちろん向こうもそう。
マスク着用義務がなくなったとき街で偶然会ってもお互いに分かるかしら…
この3年を振り返るとコロナに振り回された3年間でしたが、しかしその間に2年半ぶりに韓国に一時帰国もできたし、韓国人ママ友メクジュとも出会えたし、お金にがめついうめちゃんにもナンパされたし(マスク効果?)、コロナだなんて言いながらもなんやかんや東京近郊、北海道、大阪を旅行しました。
意外と東京楽しんでるよね?
毎月19日に19の会として韓国時代の友達であるキャビアとししゃもとオンラインおしゃべりをしているんですが、どうやら2人には私は東京生活を楽しんでいるように見えているそうです。
まとめ
東京に行く前は、東京に住んだら東京のルールに従って、東京の人のように生きないとだめだわ…なんて思っていたんですが、そんな間もなくコロナが始まり、私は結局、大阪+韓国+中国のののこのまま。全く東京要素が入っていません。
東京に住んで思うことが、東京だけで終われないなということ。次はどこに住もうかと常々考えています。
日本の経済不安や教育的なことなどマイナス理由もありますが、意外と移住って大したことないよねというマインドを持てたので、この勢いに乗っかって次の場所を探したいという思いもあります。
それは韓国になるかもしれないし、ほかの第三国になるかもしれないし、まだ分かりません。
いつでもどこでも行ける!
そんな気持ちをずっと持ち続けたいです。
コメント