乙女なアラフォー男子

ののこ

今日はふくちゃんのお話。

こないだのオフ会、

大雨警報が出ていました。

家を出たときから雨は降っていましたし、
長靴、大きな傘、リュックと準備万端。

ののこ

雨の日に出かけるのってワクワクするわ！

とある駅で、スピッツ大好きふくちゃんと待ち合わせ。

会うなり、

ののさん！雨すごいんでちょっと待ちましょうか。

あら、私が濡れることを気にしてくれているのかしら？と思って、

大丈夫よ！ちゃんと完全装備で来たから！というと、どうやらそうではなく、

ふくちゃんが濡れたくないだけ。

駅から目的地までは歩いて１０分ほど。

何言ってんのよ！さっさと歩くわよ！

と、外に出ると、
土砂降りの大雨。

でも長靴だし、傘も大きいし。
気にせずスタスタ歩きます。

ふと横を見ると、ふくちゃんの傘、めっちゃ小さいんです。そしてメッシュ生地のスニーカー。

あー！ごめん、だから待とうかって言ったのね。
ふくちゃん、雨に濡れちゃうね。

そう言ったものの、もう歩き出した私たちは止まれません。

あちこちで道路が冠水していて、
ふくちゃん、もうビチャビチャ状態。
可哀そうだけど、やだもう帰りたい状態のふくちゃんにビシっと言いました。

なんでこんな雨なのに長靴じゃないのよ！

せめてサンダルで来なさいよ！

なんなのよ、その小さい傘！

からぽん

なぜ逆切れされる！？哀れなふくちゃん。

ずっと「もうやだやだ」「テンション下がります」ばっか言ってて、しまいには

タクシー乗りたい…

たった徒歩１０分の距離を？

このお坊ちゃまがああああああ！！！
とブチ切れたわけです。

そのあとも１０分間ずっと、
やだやだぁ…
テンション下がるぅ…
もう帰りたいよぉ…
と不満たらたら。１０代のお姉ちゃんと歩いてる気分。(実際はアラフォーのおっさん)

そして極めつけが、

雷に本気で怖がるふくちゃん。

アラフォーのおっさんが、雷にビクッとして本気で怖がってたんですよ。そんなおっさん初めて見ましたよ。

ののこ

大丈夫！落ちないから！って何度言ったか。

乙女なおっさんと雷と豪雨のなか、お散歩。

スピッツ好きなふくちゃんのことだからと、
君が思い出になる前にを歌ってあげたんですが、見事に「違う！」と言われちゃいました。

でもここだけの話。
ふくちゃんとのずぶ濡れ散歩。
その日のオフ会よりも思い出に残った１０分間でした。