私には小3の姪っ子スミがいる。
近所に住む上のK兄の娘なんだけど、
自分で言うのもなんだが、
私の小さいころにそっくりなの、顔が。
私小さい頃は、
自分で言うのもなんだが、
それはそれは可愛くてね、顔が。
でも性格は皆さんご存知の通り、性悪。
お姫様みたいに可愛い~と
劇でも親指姫、白雪姫、かぐや姫と数々の姫を演じて来たけど
性格の悪さが出ていたようで、
友達のお母さんウケがとにかく悪かった。
お姫様時代の証拠写真出しなさいよ。
でね、姪っ子スミが
私の子どもの頃のお姫様容姿と
義姉ねねちゃんのコミュニケーション能力と性格の良さを
見事に持ち合わせて生まれたもんだから、
天使みたいな子なんです。
ここに写真を載せられないのが
悔しいほど、可愛くて性格も良い姪っ子。
スミの実物を見た人は「永野 芽郁そっくり」とも。
プラス、
ねねちゃんの真面目さも加わり、
正しさの塊みたいな優等生っぷり。
もちろん男子にも女子にも保護者にも好かれ、
みんながスミにメロメロ。
魔性のスミと私は呼んでいます。
ののりんに似てるのは
幼少期の見た目だけってことね。
そう、私要素は
小さい頃の外見のみ。
見た目は私の小さいころなのに
性格が良いし、愛嬌もあるし、
まじめで成績優秀なもんだから、不思議。
しかし、私はね、
スミが真面目なことが気に入らないんです。
もっと不真面目でもええんちゃう?とK兄に言ったら、
ののこの、
いや、うちの不真面目さは受け継がれんかったな。
そうなんです。
うちは母も不真面目、父も不真面目、
K兄も真面目に見えて不真面目、
A兄は…、真面目…?
次男は野球少年で
真面目にコツコツ練習し、甲子園に行ったし
そのあとボクシングに転向したときも
県大会優勝した。曲がったことは大嫌いな性格。
私は、超がつくほどの不真面目で
スミは超がつくほどの真面目なので
スミの真面目さに心痛くなる時があります。
もっと楽に生きたらええねん。って。
先日、スミとK兄と次男と
小金井公園に行ってきたんですけどね、
スミの行動に何度、
真面目かよ!と突っ込んだことか。
大阪人なのでツッコミたくなる。
真面目かよ!と突っ込まれたスミは、
真面目な家系(母方)の血が強いので~
そう真面目に返していましたが、
不真面目な叔母(つまり私)からの
不真面目レクチャーを1日中受けた結果、
ちょい不真面目になりました。
不真面目レクチャーってなんね。
資格の勉強せなあかんねん…とスタバに行きたそうな兄を
スタバに送ってからは
私と次男ソロの不真面目親子が、
真面目なスミの一挙一動にツッコんでいました。
ソリ遊びでは、よく滑るからって
ワックスを毎回つける真面目なスミ。
ワックスを付けるために長蛇の列を並びたくないソロは
その列をすり抜けてワックスなしでガンガン滑り、
一方のスミは
けなげにじっと待ち、
列を抜かされても横入りされても文句言わず。
毎回並んででもワックス付けないといけないの!というスミ。
ならばワックスありとなしでスピード違うのか競争。
結果、ワックスありがダントツ速かった。
※ワックスは並んででも毎回つけましょう。
隣のふわふわドームでは
すべるから靴下脱ぎぃと言っても、
足が汚れるからと頑なに脱がない。
いや、靴下も汚れるやん。
ちょっとズレてるとこも
スミちゃんの魅力ね。
ソロも変に潔癖なとこがあって
最後まで靴下を脱がなかった。
それにしても眩しかったわ…
ふわふわドームは白いので
反射光がきっついです。サングラス必須!
大道芸を見ているときも、
後ろの人のことを考えて座っていました。
私の方が大きいから後ろが見えないかも。
そう言って、後ろに下がったり、
いかに前に前に行こうとするかばかりの私。
自己中な叔母は、スミの真面目さに感動したよ…
凧揚げでは、他の小さい子の糸が絡まっていたら
どうしたの?と声をかけて
ほどいてあげたり、
ここで凧揚げしてもいいの?と聞くスミに、
他の人もやってるからええんちゃうの?と適当に言ったら
芝生の掲示板に凧揚げ教室のチラシを見かけ、
うん、大丈夫だねと確認していました。
もし、管理の人に、「したらあかん」て叱られたら
ののこおばさんが「すんまへん」て謝ったるがなと言っても
ここで凧揚げをしてもいいか
自分の目で確認しないと気が済まないスミ。
どうしたらこんなに真面目な子供に。
レンタルサイクリングでも、
このコースはサイクリングコースだよね?と何度も確認。
もし一般のコースだとしても
「間違えてました。すんません。」って言えばええやん~と言ってもだめ。
サイクリングコースの地図をじっくり見て、
こう行ってああ行けばいいのか…と事前に道を確認。
一体、誰に似たの・・・?
私と次男ソロが、
思い付きで
あっちの森に行こう!
この道通り抜けできんじゃ?と自転車を走らせるもんだから
かなり衝撃的だったよう。
次に行った江戸東京たてもの園では、
地図の番号順に見学しないと気が済まないスミ。
引用:江戸東京たてもの園
ここでも
建物に興味がさほどないソロが
全部見なくて良くね?と言って、
飛び飛びで見ようとしたり、
いちいち靴を脱いで入らないといけないのが
とにかく脚冷えしてツライBBAののこが
もうあんた達だけで見てきてよ。と言ったり、
真面目に見る気がない。
それに対してスミは
靴も美しくそろえて脱ぎ、
順路に従ってきっちり見ていました。
でもね、ここで閉園時間15分前を知らせる音楽が流れ始めたんです。
もう出なきゃ!と焦るスミに私は言いました。
まだ人がいっぱいおるから大丈夫やって。
この音楽は今すぐ出なさいじゃなくて
そろそろ終わりますってのを知らせる音楽や。
みんなが出たら一緒に出たらええねん。
すると、真面目なスミは
え…そんな考え方あったんですか?と驚き、
でも最後まできっちり見たい気持ちが勝ったのか
園を出ることなく、他の人を気にしながらも
思う存分に建物を見学しました。
そして閉園時間の16時半に、
閉園を知らせる音楽とアナウンス。
これはさすがに出るかと声をかけると
ののさん~
写真撮ってぇ~
子どもは、
どかんが好きなのよ!
そう言って、写真の要求をしてくる。
周りを見ると、子どもたちがいっぱい。
どうやら本当に
どかんは子供に人気アイテムなよう。
しかし遠くで「はよ出なさい」と見ている警備員の目が気になる私。
君たち、16時半だよ。
出ないといけないよ、ほら行くよ!
そう言ったら
真面目かよ!
まさかの真面目かよ返しを食らった。
そうや!真面目や!
真面目でええねん、
はよ行くで!
ダッシュで出口に向かう私に
ソロとスミがずっと笑いながら
真面目~
真面目~と大声で叫んでいて
その声を聞きながら
閉園時間が過ぎてるから
走って出口に向かうのって真面目なんだっけ?
そもそも真面目ってなんだっけ?と思った私なのです。
車の中でもずっと
しりとりをして仲良しな2人。
従姉が近所にいるって最高だよね。
スミ~、
ソロの面倒を見てくれてありがとうね。
今度靴下をプレゼントしてあげよう。
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