みなさんは友達に頼まれたことを断る時はっきりNOと言えますか?
きょうはそんなお話です。
NOと言える私ののこ
ののさんってはっきりNOが言えるから、うらやましいわぁー
そうよ!ののりんはNOがはっきり言えるからブログでもNO!NO!でののこにしなよ。
という流れがあったくらい、友達の間で私のイメージははっきりYES・NOが言える人だったようです。
でもね、日本の東京に移住して3年目。気づいたこと、日本人に対してはっきりNOが言えないってこと。
近所の韓国人ママ友にはNOとはっきり、何度も言えるのに何で日本人ママ友には言えないんだろう?と不思議だったんです。韓国人相手だと対応変わるのかな?とも思ったり。でもそうでもなかったようです。
今回、初めて韓国人相手にはっきりNOが言えなかった…
一体、どんなこと頼まれたのよ?
断りにくい頼みごとをしてきた人
そう、それは毎回おなじみの韓国人ママ友メクジュからの頼み事でした。
実は韓国人ママ友のメクジュのご主人ソジュが、5月にやっと運転免許を取得したんです。韓国人男性には珍しく、40歳で運転免許がなくかなり不自由な生活をしていたメクジュ一家。
周りの韓国人たちから、「免許取れよ」、「免許ないって男としてどうなの?」と毎回言われていたソジュ。
日本人的にはほっといたれなんですが、
だけど、韓国人男性的にはありえない運転免許なしを毎回いじられ、挙句に軍隊も行ってないことも絡めて、もうあちこちから、けなされなくってソジュはブチ切れ。
韓国男性の価値観としては、
免許ない、軍隊行ってないなんて、
もうありえないこと。(※40代)
旅行するときもバスや電車。子供ができてからもいつも誰かの車に相乗りさせてもらっていたメクジュ一家。
出会ってからずっと免許を取ってほしいと10年近く言い続けてきたメクジュもあきらめかけたころ、なぜか急にソジュの考えが一転しました。
やっとこさ教習所に通い、リモートワーク中なので毎日のように通った結果、3か月で無事に合格。免許を得ました。
でもね、ここで問題が。
そう、免許取ってもすぐ一人で車に乗れないソジュ。助手席に誰かに乗ってもらって、何度か練習したいのです。
ののこ!
ヨーダを毎週借りるわよ。
そう、メクジュからの断りにくい頼まれごとはコレです。
自分の旦那の運転練習に付き合ってほしい
私がじゃないよ、私の夫ヨーダがだよ。
(もちろんソジュとヨーダは同い年で友達。)
韓国でだったら絶対に友達になっていなかったとお互い言うほど性格は合わないけどね。
価値観がそもそも日韓でズレてる?
メクジュが言いたいことを私なりに解釈すると、
こう頼まれたとき、私は無理!と思ったんです。
でもね、言えなかった。
なぜなら、そう言うと韓国では情がない奴だと思われるんじゃ?と思ったからです。
情!これは韓国では重要なことよ。
日本では情がない奴ってさほどダメージはないと思うんです。所詮、友達と言えど他人なんだからいいじゃね?的な。
でも韓国では友達は他人ではない!
家族のようなもの!
情!情!情!
友達の頼み事でも内容によっては、ばっさりと断れるケースとそうでないケースがあるんです。今回のケースは断りにくいケース。いや、韓国人なら断るなんて考えないかも。
現に主人のヨーダはこの話をしたらいいよと快諾していましたし。
僕は反対になんでそんなにののちゃんが、嫌なのか理解できないや
以前も似たようなことがあったんですがね、その話をしましょう。
友達の子どもを一緒に車に乗せて通学できる?
そう、小学校問題のブログにも書きましたが、息子を新宿にある韓国人学校に入れるかどうかの話。
メクジュが友達のウォルファちゃんに、息子が韓国人学校に通ったら毎日の通学どうしようと相談していたんですって。
家から電車で乗り換えなしと言えども1時間ほどかかります。東京では割と小学生だけの通学を見かけることがありますが、低学年だと心配ですよね。1,2年生までは専業主婦でもある自分が一緒に登下校を付き添うか、でもそれを毎日するのも大変だし、登校してから下校までの時間も空いてしまうし、どうしようか悩んでいたそうです。
そんなとき今年から韓国人学校に通う娘を持つウォルファちゃんが、言ったそうです。
うちの車に一緒に乗って行けばいいよ!
聞くとウォルファちゃんのご主人がウォルファちゃんの娘の小学校の近くで働いていて車通勤。ついでと登校時はパパの車で行くようです。下校はウォルファちゃんがお迎え。でもそろそろ来年には子供だけで下校しそうな流れ。
その話を聞いた私。カルチャーショックです。
え・・・
自分の子どもを車で学校に送って行くときに、ついでだからって他人の子どもも乗せて連れて行ってあげれるの?
もちろんガソリン代も毎月いくらか渡すよというメクジュでしたが、私の「え?他人の子ども乗せるの?」の発言に逆にびっくりしていました。
もし事故に遭ったらどうするとか考えない?
他人のこどもなのに毎日一緒に乗せてくとかすごいな!
なんて、メクジュに言ったら、え?そんな考えすんの?みたいに驚いていました。
そういや、思い出したんですが、
韓国に暮らす日本人友達のコンブちゃんも双子の赤ちゃんが小さい時、上のお兄ちゃんの保育園の送り迎えを近所の同じ保育園に通うママ友にお願いしていたなぁ…もちろん謝礼も渡していたけど。
そうよ!めっちゃ助かったわ~あの時。
韓国人の生徒さんにもこのケース、韓国ではあるあるな事だと言われました。確かに韓国なら友達といえども家族みたいなもんだからウォルファちゃんみたいに水臭いこと言わないでよ~と快く引き受けるんだと思います。納得。
僕も高校の時、友達のお母さんの車に一緒に乗せてもらって美術教室通ってたよ。
日本でも、野球チームで、監督や他の保護者の車に乗って試合に行ったり、合宿に参加したりしてた甥っ子だけど…でも毎日って言ったら話違くない?
小1の小さい息子がよ、友達のご主人の車に乗って、小1なんて不注意もあるし、友達のご主人も運転もして余裕ないだろうし、もし車降りたときバイクや車なんかとぶつかったりとかさ、ありえるじゃない?
なんて訴えたところで、メクジュには全く共感されず、そこまで心配すること?な反応でした。もちろんヨーダにも「そんな考えもあるんだね」と驚かれました。
え?私、おかしいの?
あと、単に毎日、自分の子どもを学校に連れて行くのだけでも精一杯なのに、近所と言えども他人の子どもを迎えに行って乗せて、事故とか気を付けないといけないなんて想像しただけでも…疲れます。
それが最大の理由だな!
まとめ
結局、メクジュの夫ソジュの運転練習には、心大きいウォルファちゃんが付き合うことに。
ウォルファとソジュは合うからね
そう、このウォルファちゃん1度会ったことがあるんですがもうかなりの肝っ玉。可愛いしスタイルもいいし、おしゃべりもうまくて、情報通で仕事もヤリ手。初対面なのに、聞いたくらいです。
え…北新地のクラブでママしてました?
北新地とは大阪1の繁華街。そこのクラブのママというのは美貌だけでなくおしゃべりも上手で、なおかつ頭もいい。そんな完璧な女性。
そんなウォルファちゃんくらいの器になると、友達に頼まれたら迷いもなくYES!
NOなんて絶対に言わない、親が死んだくらいの理由じゃないとNOなんて言わないくらいの勢いです。
ウォルファは情に厚いからね
メクジュからウォルファが運転の練習に付き合ってくれることになったんだと言われたとき、ほっとした私。
ウォルファちゃんなら、自分の車もあるしわざわざレンタカーする必要もないもんね。よかったよ!
なんて言いつつ、内心、良かった…と思ってしまった私は心が狭い女認定です。
もちろん、メクジュは私に頼んできたとき、私が一瞬いやな顔をしたのを見逃さなくて、(勘が鋭い!)
ののこ、嫌そうだな?と分かってたはずです。
でも「友達だと思ってたのに!なんて薄情なののこ!」と責めることもなく、
「ウォルファがしてくれることになったよ、あんたとはちがって友達思いの心が広い子だよ」なんて嫌味を言うこともなく、
メクジュもいい奴なのです。
ということで、私1人「やな奴」と気づかされた件。
断っても、心はもやもや・・・
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