捨てる女だった私
ばんばん捨てる女こと、ののこです。
我が家に遊びに来た人はみんな言いましたね、「物少ないね」って。
なのに、日本に来て物が増えました。その理由は…
地震。台風。コロナ。
捨てられない女へ変化
しょちゅう地震が起きて、そのたびに韓国人ママ達と大騒ぎ。もしかしたら大きな地震が来るかもしれないぞ!水はストックしてあるか、トイレットペーパーはあるか?保存食はあるか?
その度に大慌てで大量に水や食料品やトイレットペーパーなど購入して、置き場所がなく、仕方なく夫ヨーダの部屋に積んでいくと部屋がどんどん狭くなっていくという事態に。
私の家もトイレットペーパーや水で一部屋占領してるわ
またコロナで自由に買い物に行けなくなったとき、外出できなくなる!という不安から、常に冷蔵庫をパンパンにしておくようになりました。前までは足りなくなれば買いに行けばいいし~家は倉庫じゃないんだし~な考え方でしたが、今や冷蔵庫は破裂寸前です。
また台風の時も地震と同じく停電するかも、断水するかもと韓国人ママと大騒ぎ。それで、食料品だけでなく懐中電灯やラジオ、充電器、簡易トイレなどの防災グッズも買い集めました。
これは2人用何ですが、家族4人みんなの買うか悩んでます。それにしてもかさばる…
災害時に身軽でいることの大切さ
そんなバンバン捨てる女だった私が日本に移住して捨てられない女になってしまったわけですが、でもね震災を経験した友達ピノはミニマリストになり、今でも続けています。
なぜ?震災を経験したらますます準備万端にしておきたいと考えそうなのに!
しかし、私は自問しました。
もし自分が災害に遭ったとき、本当に大事なものをすぐ持ち出すことができるか?
さっきの防災グッズをまとめたリュックと、こどもの保険証と猫レイアのキャリーケースとお金とカードとパスポートと…なんて考えても、ほんとにそれでいいのか分かりません。
捨てられないあの思い出の品、写真や手紙、お気に入りの服、マンガなど捨てられないと執着していたものに囲まれて暮らしているから、ほんとに必要なものがわからなくなっているようです。
余計なものを持ちすぎて、それが大事なものだと思いこんでしまっているのが今の私です。
こんな状況じゃ、いざ逃げるという時に何を持って逃げればいいか分からなくなってしまいます。
そして物が多い家にいるとストレスを感じていたのも事実。
そこで私は決めました。物に執着するのはやめよう。
断捨離開始
断捨離しようと決めてすぐ取り掛かったのが本棚。
いつも19会のzoomおしゃべりで背景の本棚がごちゃごちゃしていたのが気になっていたんです。
ののりん、隠しもしないし、いつも定位置だもんね
これをリビングに大移動。こどもの絵本の本棚をそろそろ買い替えたかったのですが、それを買わずに私と夫ヨーダの本を大処分しました。
あと説明書や保育園のプリント、連絡帳、ヨーダの作品集、日本語教師のプリント系もすべて処分。
ほんとはこの勢いでちょっと残してる夫ヨーダと付き合ってた時の手紙やプリクラ、通帳なんかも捨てたかったけどもとりあえず場所を移動して、次回決めることにしました。
・・・って、旦那との手紙って捨てるの?
思い出も捨てる女?
みなさんは思い出の手紙、写真、プリクラなどずっと捨てずに置いてありますか?
私は韓国から日本に移住するときにも大掛かりな断捨離をして、そのときに結構捨てました。あと父が他界したときも実家の片づけをしていて、大量の手紙や写真を捨てました。あの時の爽快感!捨てて後悔したことは一切ありません。
でもね、捨てられなかった手紙もあるわけで…。特に母親の闘病中の手紙、遺書、主人との思いれの強い手紙なんかはそのときどうしても捨てられず、取っておきました。
写真を撮って捨てようかと決意したものの、なんだか捨てられず。でも今もし大災害が起きてもその手紙たちを持って出ていくことはないと思っています。だとしたら、捨てられない理由って何でしょう。
結局、この捨てられない手紙たちはずっと箱にしまって読み返すこともないのにね。
思い返せば20歳のときに母が他界してそこからもう20年も持ち続けている手紙やちょっとした遺品。まったく箱から開けずにずっとずっとしまったまま。
これも40歳の今、どぎゃんとせんとですね。
おまけ、夫ヨーダの断捨離
同じく夫ヨーダも韓国から日本に移住するときにどうしてもと持ってきたものがあります。それが漫画。
浦沢直樹のモンスター!
なぜか日本語バージョン。つまり日本に旅行に来た時に全巻買って韓国に持ち帰り、そのあと移住することになった時また日本に持ってきたという。
そんな大事な物なのに手放していいの?
全く読んでもないし、開きもしてないのに何で日本→韓国→日本と2回も国をまたいで持ち続けたのか謎でした。
日本の漫画に夢中になったきっかけとなったスラムダンクはあっさりと売ったのに、モンスターをまさか5年以上も持ち続けるのって謎だったんです。
それが昨夜、急にこれ、もう捨てちゃうねと。
気が変わらないうちにさっさと写真を撮って、メルカリに出品しました。まだ売れてないけど。
あと美大時代の鉛筆や作品集、スケッチなんかも大量に捨ててました。心の風邪を引いてる今だからでしょうか、大胆な行動でした。
まとめ
地震やコロナがきっかけで物がどんどん増えていった東京生活。それと同時に物が多い生活にストレスも感じていました。
やはり物が多いと選ぶことが大変なんです。探すのも一苦労ですしね。そんなストレスな生活をかえたくて断捨離をしている日々です。
手紙や遺品、子供の作品や手紙など捨てる決意がまだできていないものは、とりあえず目につかないところに移動。半年後にまた私の心にこう聞いてみたいと思います。
今それを見てどんな気持ち?
シンプルに生活しようよ。
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