道で泣いてる女の子に声かけた

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ののこ暮らし

年末の話。

同じく在宅勤務のヨーダと昼休みに
コーヒーを買って家に戻るところ

遠くからフラフラ泣きながら歩く女の子を見かけました。

ちょうどその日、終業式で
その時間は下校時間でした。

双子ハンソロ
双子ハンソロ

僕たちは学童に行ってるよ

だんだん近づくにつれて
その泣いている女の子が
小声で何か言ってるのが聞こえました。

重いよぉ~
重いよぉ~

そう言って泣いているんです!!

一体どんなけ荷物を持っているかというと
イメージとしてはこちら。

パンパンのランドセルに
植木鉢とお道具箱と
体操服セットと上履き、水筒、
それに防災頭巾まで!

大人でも無理!

女の子にどうしたの、この大荷物!と声をかけたら
安心したのかワーンと泣き出してしまいました。

終業式が水曜日だったけど
月曜と火曜は休んでしまったから
今日全て持って帰るしかなかったこと

校門までは友達が持ってくれたけど
その友達とも別れてしまったこと。

ねえ、家はどのあたり?

〇〇病院の上。

ここから1kmはあるやん。

お父さん、お母さんは?
迎えに来る?

お母さんは会社に行って
お父さんは家で在宅(勤務)。

お父さん!迎えに来いや!

家まで運ぶの手伝ってあげようと思ったんだけど
家まで付いて来られたら怖がるか?

どうしようと悩んだ挙句

小学校に電話しました。

道で泣いている女の子を見かけたんですけど…

教えてくれた名前とクラスを伝えたところ

今、2年生の教員全て出ていて
職員室にいないため
私がそちらに向かいますね。
少々お待ちください。

待っている間、
重そうな荷物を全て下ろさせると
ランドセルが重くて重くて…
こんな重い荷物を持って泣きながら歩いていたなんて
私まで心が痛くなりました。

マジで、お父さん迎えに来いや!

今日が終業式で荷物が多いって知ってるはずなのに
迎えに来ないってどういうこと?

てか、そもそも担任よ!

自分のクラスの子がこんな大荷物抱えて
教室を出るのをそのまま見送ったってこと?

あり得ないわ~

過保護仲間のヨーダも
可哀想でありえない!と憤慨していました。

知らない子なのにね。

すると先生がいらして
バトンタッチ。

聞くと学校までまた戻って
保護者に連絡を取るそうです。

え、先生ここから保護者に連絡したらええやん…

個人の携帯を使えないのでしょうか?

発見地から職員室まで200mほど。
またあの大荷物抱えて戻るのか。

私の携帯からお父さんに連絡取りましょうか?

いや、それはちょっと…^^:

どうやらそれはダメらしい。
ここはもう先生に任せようと
私たちはそこを去ることにしました。

と、先生が

あの~、〇〇小学校の保護者の方ですか?

はい、1年〇組△△、●組の▲▲の母です。

あぁ~!!!
△△くん▲▲くんのお母さま!

聞くとその先生は5年生の担当なので
うちの息子とは接点がなさそうなんだけど
何で知ってたんだろう?

双子ハンソロ
双子ハンソロ

全校生徒900人もいるのにね。

一緒にいたヨーダが笑いながら言いました。

ののちゃんのこと有名なんじゃない?
モンスターペアレンツだって。

笑えないんだけど…

そしてまた驚くことが起きました。

発見地から10mもない北門で
大荷物を抱えて歩く小1の男の子に遭遇しました。

※黄色の帽子をかぶってるから小1だと分かる

荷物をパンパンに詰め込んだIKEAの大きな袋を
引きずりながら歩いています。

重いよぉ…
重いよぉ…


さっきの女の子と違うのは
植木鉢なしってことぐらい。
うちの息子より体も小さめの子です。

見るとそばには若い男の先生がいて
大丈夫?と声をかけています。

ののこ
ののこ

どう見ても大丈夫じゃない!

お家の人は?

お仕事。

一体どうするんだろうと見守っていると
先生が信じられない一言を言ったんです。

自分で持って帰るしかないねぇ…

さっさと諦めた先生。
重そうに引きずって歩く男の子の後ろ姿に向かって
そう言いました。

先生さ、表情だけは申し訳なさそうなんだけど
我々もどうしようもないんでって顔してた。

絶対無理だから、持って帰れないから!!

と、おせっかいBBAののこは
IKEAひきずり少年の所に駆け寄り
さっき迎えに来てくれた先生を呼びました。

先生~ここにもいまぁ~す!

先生は一瞬、まじかって顔してたけど
(見逃さなかった)

分かりました。
ありがとうございま~す^^
と答えてくれました。

ヨーダ
ヨーダ

また有名になるね、ののちゃん。

その後、ヨーダが言ったのが
韓国では絶対にありえないことだって。

1、2年生の小さい子が
まず家にひとりで帰ることも少ないのに
こんな大荷物を抱えて
さらに泣いてるなんてあり得ない。

親は何してるの?

仕事だってよ。

在宅だって言ってたじゃん。
これも一種の虐待だよ。

出たぁ~虐待!

冬に半袖短パンで通学させたら
韓国では虐待って言った過保護ヨーダ。

でも確かに韓国で登下校の風景を見かけると
親がカバン持ってあげてること多いよね。
それか車で迎えに来るか。

※うちの小学校は自転車でさえお迎え禁止

そもそもランドセルってなんなの!
時代に合ってないよ、重すぎんだよ!

韓国は置き勉してもいいし
トランクケースみたいなので持ち運びしてるよ。

ののこ
ののこ

置き勉は私もええんちゃうのと思ってる

私の区ではアイパッドを無償で配布されていて
週に2回は持って行かないとなんですが
キーボードのせいで重い。

双子の背が伸びなかったら
ランドセルのせい。

もちろん親が迎えに来るべきなんだけど

低学年なのに大荷物の子を
そのまま帰らせた先生や学校が問題だよ!

ヨーダは今まで双子の学校の文句を言ってなかったのに
この件があってから不信感を持ったようです。

とはいえ、
子ども時代に大荷物を持って帰った私からしたら
これも経験っていうか、
必要なことではあるという気もして、

終業式前に休んだら持って帰るものが多いことは
予想できるんだから親は迎えに来るべきで

親が迎えに来れないなら
学校は後日取りに来るように指導するとか

いや、生徒が900人もいるから
そこまでできない?と思ったり。

色々と考えさせられた出来事でした。

ちなみに、過保護ののこ家では
終業式、始業式関係なく
まだ送り迎えをしているので
私がほとんどの荷物を持っています。

思いっきり韓国式です。

なんなら道中、
双子のクラスメイトの女子の荷物を持とうとして

持てます!と断られたことも多々。

あんな小さい子が
大荷物を持ってると思うだけで
泣けちゃう…

さあ、3学期の始業式は明日!
重そうにしてる子の荷物全て運んであげるわよ~

双子ハンソロ
双子ハンソロ

やめてー

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ののこ

10数年の韓国生活を終え、2019年春に日本へ移住しました。
私とは正反対の繊細さんである韓国人夫、
日韓ハーフの双子の息子、
韓国生まれの元保護猫との生活や、
日本語教師の仕事のことなど
ちょっとした日常生活を紹介するブログです。

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