5月8日は韓国で
両親の日でした。
韓国は日本みたいに父の日・母の日と分かれてないよ。
いつものようにネットで花束を注文し、
ネットバンキングで送金するつもりだった韓国人夫ヨーダ。
しかし2日前に義母と電話していたら言われました。
今年もお花を送るつもりなの?
そのつもりだよ。
이제 보내지마.
돈이 아까워.
(もう送らないで、お金がもったいない)
そんな高いの送ってないよ?
気持ちだし送るよ。
ヨーダはそう言いましたが
義母は花が枯れるのが悲しいとも言って
断固拒否。
절대로 보내지마
(絶対に送るなよ)
そう強く言いました。
自分がもらう側なのに、
プレゼントに対して色々言って来ることは韓国でよくあること。
お土産にどら焼きを渡した時、
ダイエットしてるから次は買ってくるなと言われたこともあるよ。
長年、プレゼントしては厳しい意見を言われて
私も慣れていたものの、
久しぶりに「いらない」と言われ、
生徒さんにネタとして話しました。
すると生徒さんが言うに、
韓国のお母さん世代(70-80代)は
貧しかった時代を経験しているから
お金の大切さをよく知っていて
プレゼントといえば役に立つものだったり
高価なもののイメージ。
もらっても枯れるだけの花をプレゼントするなんて
もったいないと思うもんなんですって。
息子からの花は嬉しいけども
そんなことにお金を使って欲しくない。
これからもっとお金が要るときなんだし、
無駄遣いはしないでっていうお母さんの気持ちなんだそう。
私も息子から高価な花は要らない。
韓国の70-80代のお母さん世代って
まだ女性の立場が弱くて
女性が犠牲になった時代を生きた人たち。
自分よりも家族を優先して来たんですね。
結婚する前から両親の日に花束を渡してたから、
かれこれ今まで10年以上、
要らぬ花束を送ってたのか…
それを10年以上
言えずにいたお義母さん。
いや、待って?
ほんとにお義母さんは今まで
ずっと花束要らなかったのか?
嬉しそうに飾ってるもんだと思ってたし、
お義母さんの性格上、
我慢して受け取っていたなんてありえない!
そのことを生徒さんに言うと、
どんな授業してんのよ。
年ですよ!
年を取って感情的になったかもしれません。
枯れゆく花を前に悲しくなったんですよ。
確かに一理あります。
最近のお義母さんは涙もろいし、
自分の感情を素直に表現してくれます。
3人息子の母親だからか
前はあんまり自分を表現しないタイプでした。
結局、初めて両親の日に
花束を贈りませんでした。
お金は送ったけどね。
お金はありがたく受け取ってくれたお義母さん。
これで美味しいものを食べて
これからも健康で長生きしてくださいよ!
来年は石鹸で作られたものにしようか考え中。
こんな花束も人気。
(서울신문より引用)
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